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わんこと一緒に通えたらもっといいのにな♪



父はもう60を過ぎていますがいつでも意欲満々の人です。先日も、会社が公募しているという海外ボランティアの話を持ってきて、「おれはこれから人の役に立つことをするんだ」と宣言し、その海外ボランティアに応募しようとしたのです。ボランティアとはいえ、現地の人に技術指導する活動内容なので、当然英会話ができなくては話になりません。

ボランティアに応募する人は条件として日常英会話ができる人、というのが最低条件としてかされていました。父といえば、これまで海外の人とやり取りをする時も「パードン?」という質問ばかりくりかえし、後はジェスチャーとブロークンイングリッシュで乗り切るというある意味別の才能で何とかやってきたのでした。ボランティアの試験まではあと3カ月ありました。

父はそこから奮起し、名古屋の駅前にある英会話教室にマンツーマンレッスンで特訓を始めました。マンツーマンの場合、グループよりも月謝は高いのですが、時間もないのでそうもいっていられず、父は毎日のように会社の帰りにレッスンを受けに通いました。

家族の目からしても、あの年でそこまで熱く努力できるなんてすごいと感心したほどです。結果からいえば、結局ボランティアには合格しませんでした。しかし、あれから父はめきめき英会話力を身につけ、来年には絶対に合格するぞと鼻息あらくしています。